ステークホルダーは、これらの化学品の製造方法と廃棄物の処理方法について、環境に優しく、事業運営コストと法令遵守コストを削減する責任ある管理を求めています。私たちは資源の使用効率を高め、廃棄物量を削減する機会に従って行動し、自らの廃棄物排出量を削減するよう社員を奨励し、バリューチェーン全体で循環型経済を強化するよう努めています。また、私たちが所有および賃借する土地の良き管理者となって事業運営をサポートするよう尽力し、生物多様性の保全に取り組んでいます。
2023年の活動
- テキサス州コーパスクリスティの単位操作から発生する廃棄物を60%以上削減すると同時に、リサイクルの流れを使用して収率を向上させ、年間100万ドル以上を削減。このプロジェクトは埋立廃棄物の目標には届きませんでしたが、米国エネルギー省の2024年「Better Plants Program（プラント改善プログラム）」賞を受賞しました。
- 循環型プログラムを活用し、顧客から返却されたスーパーバッグをリサイクルまたは再利用
- 顧客と共に評価の実施を継続し、製品の提示方法と出荷方法を検討して廃棄物を削減
- 社内のTiO₂（酸化チタン）埋立から排出される廃棄物を再利用する機会の模索を継続
- 2024年に自然評価を実施し、自然に基づく取り組みを全社的に導入するためのフレームワークを野生生物生息地審議会（Wildlife Habitat Council：WHC）と共に開発
- アメリカコアジサシの巣の長期的なモニタリングが評価され、ミシシッピ州のデリスル工場がWHCから最高レベルのゴールド認定を取得。この工場は、Audubon Deltaと提携し、この種の鳥類を保護するための取り組みも強化
- アナホリガメを保護する研究を実施するジョージア大学と当社の鉱物資源チームのパートナーシップが9年を経過
廃棄物削減と持続可能な土地利用の取り組み
最大限の取り組みを実施しましたが、2023年の埋立量原単位は2018年の基準（ベースライン）から増加しました。この増加にはいくつかの要因がありますが、埋立廃棄物がゼロの資産を閉鎖したことが主な要因です。循環性、製品のカーボンフットプリント、ライフサイクル分析に関する理解が深まるにつれ、廃棄物の目標と気候および持続可能な製品の目標とが交差する部分を認識するようになりました。 これらの持続可能性の機会を評価しているため、埋立廃棄物の2030年目標に向けた進捗が遅れると予想しています。
製造プロセスを改善し、工場で発生する廃棄物を削減するために設備投資を行うことを検討することに加えて、事業の拡大に伴い、廃棄物を削減するための実用的かつ費用対効果の高い活動を実施しています。私たちは、地域社会や環境への影響を軽減するために、Chemours（ケマーズ）の全社員に廃棄物管理戦略を見直し、改善することを促しています。
自然もまた、重要な注力分野です。自然の生息地を保護し再生することで、川の流域で利用可能なきれいな水を増やすことができます。また、異常気象の影響から保護し、自然のCO₂隔離プロセスを強化し、豊かで多様な生態系と生態系サービスをサポートします。私たちは、所有および賃借する土地の良き管理者となって当社の事業運営をサポートするよう尽力しています。
