未来の交通手段がここにあります。
詳細自動車エンジンがさらされる過酷な条件に耐える部品の構成材として知られる高性能なViton™(バイトン™)フロロエラストマーが、ウェアラブル市場で新たな命を吹き込まれています。
多くの人は、運動して健康になりたい、外に出て体を動かしたいと思っています。しかし、そうしない理由はいくらでも思いつくため、モチベーションを高めることも大きな課題の1つです。
幸い、化学が可能にした製品が、より健康的な生活への道のりをすべて示して、モチベーションを高めてくれます。その製品の手触りや外観、耐久性をユーザーが気に入るようであれば、なおさら良いでしょう。
ウェアラブルとは、歩数や心拍数の計測、水分補給の呼びかけなどを行う小型のコンピュータ機器です。ウェアラブルの外観が美しいというだけで運動をする動機になるとしたら、それはそれでとても素晴らしいことです。これは単なる理論上の話ではありません。PwCによる最近の調査は、デザイン性や流行による効果を明らかにしています。ウェアラブルの所有者のうち36%が、見た目が良くて自分のワードローブを引き立てるものであれば、そのデバイスを使いたいと「強く思う」と答えているのです。
多くのウェアラブルの部品の1つであるラバー製リストバンドは、見た目がよく、身につけても違和感がありません。それは、Chemours(ケマーズ)の高性能フロロエラストマーであるViton™(バイトン™)という製品によるところが大きいのです。
「ユーザーは、Viton™(バイトン™)を使ったラバーの手触りや感触を気に入っています」と、Viton™(バイトン™)フロロエラストマー北米製品マネージャーであるAnton Soudakovは言います。「ウェアラブルでは、それがとても重要です。ユーザーは肌に触れたときの感触を気に入っているのです。革と同じような付け心地の良さです。また、日光にさらされたり、ローションや汗がついたりしても、長期間見た目に変化がありません」
それが競合製品との差を生みます。実際、Athlete IQのアンケート調査によると、アスリートの33.5%はウェアラブル機器を購入する際に最も重視する機能の1つとして「快適性」を挙げています。2
また、Viton™(バイトン™)を使用したラバー製リストバンドは高級感があるとSoudakovは言います。彼によると、「安価なプラスチックやシリコンとは見た目や感触が異なります。Viton™(バイトン™)は柔らかさを保ちつつ、機能を果たすのに必要な機械的抵抗特性を備えています」。いくつかの高級時計メーカーでもこの製品をリストバンドに使っているといいます。
また、快適さだけではなく、耐久性にも優れているのが特徴です。「5〜10年は見た目も手触りも変わりません」とSoudakovは言います。「また、光や熱、オゾンによって劣化することもありません」。3SoudakovはViton™(バイトン™)の耐久性に信頼を寄せています。彼によると、「Viton™(バイトン™)は自動車で使用する場合、ボンネット内の一番過酷な環境に耐えることができます。つまり、ウェアラブルバンドが直面するストレスに耐えられるのは驚くことではありません」
ウェアラブルテック市場は、引き続き好調な市場です。International Data Corporation(IDC)の「Worldwide Quarterly Wearable Device Tracker(世界のウェアラブルデバイスの四半期ごとの動向)」によると、2017年の全世界におけるウェアラブルデバイスの総出荷台数は、2016年の1億460万台から10.3%増の1億1540万台に達しました。また、2021年には出荷台数がほぼ倍増する見込みです。IDCは、今年、1億2,550万台のウェアラブル機器が出荷され、2021年には2億4,010万台になると予測しています。4, 5
その上、Business Insider Australiaによると、Viton™(バイトン™)を使って製造されたあるウェアラブルバンドは高級腕時計のカテゴリーに入ります。6このカテゴリーの競合品にとって、ユーザーの快適性は重要な製品資産になります。
結局のところ、ウェアラブルバンドにViton™(バイトン™)を導入しただけでは、外に出て新しいフィットネスを始めようとは思わないでしょう。ただ、それが要因になることもあります。洗練されたスポーティなオープンカーがあればドライブに出かけたくなりますし、楽しくて直感的なコンピュータープログラムがあれば仕事をしたくなるものです。同じように、快適で柔らかいのはもちろん、見た目がよく、丈夫で、何年経っても使えるウェアラブルバンドは、外に出て運動するのに必要な、あと少しのやる気を与えてくれるかもしれません。
1出典:“The Wearable Life 2.0: Connected Living in a Wearable World(ウェアラブルライフ2.0:ウェアラブルな世界でのつながる生活)”。PwC Consumer Intelligence Series、2016年。
2出典:“Wearable Devices in the Active Lifestyle Market(アクティブライフスタイル市場におけるウェアラブルデバイス)”。Athlete IQ、2017年。
3出典:“Fluoroelastomer(フロロエラストマー)”。Encyclopedia Britannica(ブリタニカ百科事典)、2009年9月10日付。www.britannica.com/science/fluoroelastomer。
4出典:“Global Wearables Market Grows 7.7% in 4Q17 and 10.3% in 2017 as Apple Seizes the Leader Position, Says IDC(世界のウェアラブル市場は2017年第4四半期に7.7%、2017年に10.3%成長し、Appleがリーダーポジションを獲得するとIDCが発表)”。IDC: The Premier Global Market Intelligence Company, www.businesswire.com/news/home/20180301005245/en/Global-Wearables-Market-Grows-7.7-4Q17-10.3。
5出典:Lamkin, Paul. “Wearable Tech Market to Double by 2021(2021年までに2倍になるウェアラブルテック市場)”。Forbes、2017年6月22日付、www.forbes.com/sites/paullamkin/2017/06/22/wearable-tech-market-to-double-by-2021/#6e62992d8f3e。
6出典:Danova, Tony. “Gauging Apple Watch’s Huge Opportunity in the Luxury Wristwatch Market(高級腕時計市場におけるApple Watchの大きな可能性を探る)”。Business Insider Australia、2015年3月5日付、www.businessinsider.com.au/apple-watchs-big-opportunity-in-the-luxury-wristwatch-market-2015-3。