イノベーションは単独で起こるものではありません。画期的な技術は、コラボレーションと改良の繰り返しによってのみ実現します。これは昔から言われてきたことであり、Chemours(ケマーズ)とその科学者はそれをよく知っています。1938年のTeflon™(テフロン™)ポリマー、2011年のOpteon™(オプテオン™)YF冷媒、直近では2019年のインク用酸化チタン顔料Ti-Pure™(タイピュア™)の開発など、イノベーションは優秀な頭脳が共通の目標に向かって協力することで実現します。
新しい研究開発拠点の設計に着手した際は、この前提がChemours(ケマーズ)の指針になりました。立地からフロアプランまで、すべての意思決定と設計要素は、コラボレーションを念頭に置いて行われ、作られました。
1億5,000万米ドルを投じた、最先端の持続可能な設計による研究施設であるChemours Discovery Hub(ケマーズディスカバリーハブ)は、デラウェア大学の科学、技術および先端研究(Science, Technology, and Advanced Research:STAR)キャンパスにあります。このイノベーションセンターは総面積が29,000 ㎡で、130のラボと330人の研究者を擁し、至るところでコラボレーションとイノベーションを促進するよう設計されています。このセンターはまた、持続可能な建築のオンライン評価システムであるGreen Globesの4グローブまである評価で3グローブの評価を受け、責任ある化学に取り組む私たちの姿勢を強調しています。1
発展を続ける大学のキャンパスに建設されたこの施設は、当社のエキスパートが科学技術の次世代リーダーたちと協力し、彼らに刺激を与え、育成できるようにする場所です。ロビーには、3面が壁で32インチのモニターが設置されているディスカバリールームがあります。ホールに窓が並ぶ3階建ての建物にカスタムラボ、座位立位両用のワークステーション、コラボレーションスペースが配置されているこの施設は、新しい発想を促し、イノベーションを称えるために独自に設計されました。
実際、この施設は、Opteon™(オプテオン™)を使用したチラーやTeflon™(テフロン™)ふっ素樹脂で絶縁されたLANケーブル、Ti-Pure™(タイピュア™)顔料を使用した塗料やOpteon™1100スプレーフォーム断熱材など、Chemours(ケマーズ)のこれまでのイノベーションで文字通り囲まれている環境であり、次世代のChemours(ケマーズ)のブレークスルーを可能にする場所です。
イノベーションの発見
私たちは何十年にもわたって化学分野のパイオニアであり続けてきました。お客様、パートナー、そして世界全体の進化するニーズを満たすために、これからも道を切り開いていきたいと考えています。私たちはこれまでの歴史の中で、現在と未来のことを考えて製品を開発することにより、お客様に市場での優位性を提供してきました。
「私たちが作る製品は、今日から長期にわたり、お客様にとって価値を生み出すものでなければなりません」とサーマル & スペシャライズド ソリューションズのグローバルテクノロジー担当シニアディレクターであるNatalia Duchiniは語ります。「お客様と緊密に協力することで、お客様が必要とする製品やソリューションを予測できるようになります。Chemours(ケマーズ)ディスカバリーハブは、それを実現し、それ以上のものを提供することを可能にします」
代替エネルギー貯蔵の進化から、より速く、より小さく、より耐久性に優れた技術の開発まで、Chemours(ケマーズ)はSTARキャンパスにあるディスカバリーハブを活用して進歩を推し進めています。それは私たちにとって、単なる建物ではありません。デラウェア大学、その学生、当社のお客様、ニューアーク市、デラウェア州との長期的なパートナーシップとコミットメントの象徴であり、私たちが共有する未来の象徴です。