米国ワシントン、2021年5月11日/PRNewswire/ -- 化学メーカー43社をはじめとする業界関係者が支援する「STEMの未来奨学生計画（Future of STEM Scholars Initiative：FOSSI）」を設立したパートナー企業各社は本日、歴史的黒人大学（Historically Black Colleges and Universities：HBCUs）でSTEM（科学・技術・工学・数学）を専攻する学生150名に奨学金を支給するという同プログラムの2021年目標を上回ったと発表しました。初年度は720万ドルを投じて、151名の奨学生を支援します。また、スポンサー企業からの複数年にわたるコミットメントにより、さらに400万ドルの資金を調達し、今後の奨学生支援にあてます。
米国化学工業協会（ACC）、米国化学技術者協会（AIChE）、The Chemours Company（ケマーズ）、HBCU Week Foundationが昨年発表したFOSSIは、より多くの社会的弱者・少数派が化学業界に携わり、成功するための道筋を作ることを目的とした、化学業界によるエクイティ（公平性）、ダイバーシティ（多様性）、インクルージョン（包摂性）に関する共同イニシアチブです。FOSSIでは奨学金受給者に年間1万ドルを4年間支給するほか、インターンシップやメンタリング、リーダーシップ研修などの機会を提供します。
「FOSSIを支援するために初年度に720万ドルを集めるという意欲的な目標に熱心に応えてくれた、40社を超えるACCメンバー企業および関連会社と協力できることを誇りに思います」とACCのCEOであるChris Jahnは述べています。「ACCおよびメンバー企業は、自社の施設、コミュニティ、そして全国的にも多様性を高めるために業界をリードすることに尽力していきます」
ACC理事会の理事長で、Chemours（ケマーズ）のCEOであり、FOSSI設立時の会長でもあるMark Vergnanoはこう話します。「FOSSIのリードスポンサーであるChemours（ケマーズ）は、企業責任コミットメントを実行に移せることを喜ばしく思います。このような組織の支援があってこそ、化学業界の将来を担う人材に有意義な影響を与えることができるのです」
全米で1,700名近い高校生がFOSSIの奨学金に応募し、26州から選ばれた151名の奨学生が23のHBCUに進学する予定です。
HBCU Week Foundationの創設者兼CEOであるAshley Christopherはこう述べています。「応募者による関心の高さから、この奨学金が黒人・褐色人種コミュニティのニーズに応えるものであることがわかります。一人ひとりの学生に通知したときの受賞者とその家族の喜びは、圧倒的なものでした。今後、さらに多くの奨学生に届くようにプログラムを構築し、成長させていきたいと考えています」
★FOSSIの奨学生を迎えるにあたって、AIChEのエグゼクティブディレクター兼CEOであるJune Wispelweyはこう話しています。「AIChEのFOSSIへの取り組みは、インクルージョン（包摂性）、ダイバーシティ（多様性）、エクイティ（公平性）、アンチレイシズム（人種差別反対主義）、ラーニング（学習）を推進するというIDEALのビジョンを体現するものであり、★AIChEの『All for Good: Engineering for Inclusion（明るい未来：包摂のエンジニアリング）』という優先課題にも表れています。私たちのリーダーシップは、FOSSIとFOSSI奨学生双方の成功が、STEM分野の専門職に確実に大きな影響を与えるよう取り組んでいます。将来の人材を育み、触発し、構築するにあたって積極的な役割を果たすことができ、とてもうれしく思っています」
FOSSIの詳細については、aiche.org/fossiをご覧ください。
米国化学工業協会について
米国化学工業協会（ACC）は、化学に関する事業に従事する主要企業を代表する団体です。ACCのメンバー企業は、化学に関する科学を応用して、人々の生活をより良く、より健康に、より安全にする革新的な製品やサービスを作っています。ACCは、レスポンシブルケア（Responsible Care®）、主要な公共政策問題に対処するための常識的なアドボカシー、健康や環境に関する研究および製品テストを通じて、環境・健康・安全実績を向上させるために尽力しています。化学業界は5,650億ドルという大規模な産業であり、米国経済の重要な構成要素です。全米の物品輸出の10%を占める、米国最大の輸出業のひとつでもあります。化学企業による研究開発分野への投資は最大規模です。安全性とセキュリティはACCのメンバーにとって常に最大の関心事であり、政府機関と緊密に連携してセキュリティを向上させ、国の重要なインフラに対するあらゆる脅威を防ぐための取り組みを強化しています。ACCメンバー企業の持続可能性、ダイバーシティ（多様性）、エクイティ（公平性）、インクルージョン（包摂性）への取り組みについての詳細はこちらをご覧ください。
米国化学技術者協会について
米国化学技術者協会（AIChE）は、世界110カ国、60,000人以上の化学技術者が所属する職能団体です。そのメンバーは化学プロセスに関する知識を用いて、企業、大学、政府などで社会に役立つ安全で有用な製品を開発しています。AIChEはさまざまなプログラムを通して、エネルギー、持続可能性、生物・環境工学、ナノテクノロジー、化学工場の安全性とセキュリティなどの分野における最先端の化学工学研究に関する情報交換の中心的存在であり続けています。AIChEの詳細については、www.aiche.orgをご覧ください。AIChE Foundationの「Doing a World of Good（より良い未来のための行動）」キャンペーンやその他のプログラムの詳細については、www.aiche.org/giving/をご覧ください。AIChEのIDEALステートメントの詳細については、https://www.aiche.org/IDEALをご覧ください。
The Chemours Company（ケマーズ）について
The Chemours Company（ケマーズ）（NYSE：CC）は、チタニウム テクノロジー、サーマル & スペシャライズド ソリューションズ、アドバンスト パフォーマンス マテリアルズ、特殊化学品事業分野のグローバルリーダーであり、市場を特徴づける製品、用途の専門知識、化学を基盤としたイノベーションを通じて、幅広い業界の顧客にソリューションを提供しています。コーティング剤、プラスチック、冷凍冷蔵機器、エアコン、輸送、半導体、家電製品、一般的な工業製品、鉱業、石油・ガスなどの市場向けに、幅広い工業化学製品、特殊化学製品によるカスタマイズソリューションを提供しています。 主な製品には、Ti-Pure™（タイピュア™）、Opteon™（オプテオン™）、Freon™（フレオン™）、Teflon™（テフロン™）、Viton™（バイトン™）Nafion™（ナフィオン™）、Krytox™（クライトックス™）などの有名ブランドがあります。 2019年、Chemours（ケマーズ）はニューズウィーク誌の「アメリカの最も責任ある企業」に選出されました。Chemours（ケマーズ）は、およそ6,500人の社員と30の製造拠点を擁し、約120カ国で約3,300社の顧客にサービスを提供しています。Chemours（ケマーズ）の本社は米国デラウェア州ウィルミントンにあり、ニューヨーク証券取引所（NYSE）に「CC」のシンボルで上場しています。
HBCU Week Foundationについて
HBCU Week Foundationの使命は、高校生の若者にHBCUへの入学を促し、入学のための奨学金を支給し、学部から米国企業への就職のパイプラインを維持することです。HBCU Weekで最も影響力のあるイベントは「HBCUカレッジフェア」です。HBCU Week Foundation, Inc.は、501(c)(3)慈善団体です。
オリジナルコンテンツを表示：出所：米国化学工業協会