Chemours(ケマーズ)とデラウェア大学がクリーン水素センターを開設

  • このセンターは、米国国防総省、デラウェア大学、Chemours(ケマーズ)、Plug、米国エネルギー省国立再生可能エネルギー研究所が共同で運営する官民パートナーシップであるクリーン水素パートナーシップの一部です
  • このパートナーシップでは、安価なクリーン水素の生産と水素の効率的なエネルギー変換という課題に取り組みます
  • クリーン水素センターは、新たなコンポーネントの大規模試験を実際の環境で実施できる初の施設です

世界的な化学企業、The Chemours Company(「Chemours(ケマーズ)」)(ニューヨーク証券取引所:CC)は、本日、デラウェア大学と共同開発したクリーン水素パートナーシップおよびクリーン水素センターの開設を発表しました。クリーン水素パートナーシップ(CHP)は、米国国防総省、デラウェア大学、Chemours(ケマーズ)、Plug、米国エネルギー省国立再生可能エネルギー研究所(NREL)が連携した革新的な官民パートナーシップであり、安価なクリーン水素の生産と水素の効率的なエネルギー変換という課題に取り組むものです。Tom Carper上院議員(デラウェア州)、Chris Coons上院議員(デラウェア州)、Chuck Schumer上院議員(ニューヨーク州)、Lisa Blunt Rochester下院議員(デラウェア州)、Paul Tonko下院議員(ニューヨーク州)がCHPおよびクリーン水素センターの設立を主導しました。

クリーン水素センターの発表に立ち会う米国連邦上院議員Carper氏(デラウェア州)およびCoons氏(デラウェア州)、下院議員Blunt Rochester氏(デラウェア州)、Chemours(ケマーズ)、デラウェア大学。写真(左から右へ):デラウェア大学学長 Laura Carlson氏、米国エネルギー省国立再生可能エネルギー研究所(NREL)パートナーシップ開発担当エグゼクティブマネージャー Ron Schoon氏、米国下院議員 Lisa Blunt Rochester氏、米国上院議員 Tom Carper氏、米国上院議員 Chris Coons氏、クリーン水素センター ディレクター Yushan Yan氏、Chemours(ケマーズ)社長兼CEO Mark Newman、Chemours(ケマーズ)アドバンスト パフォーマンス マテリアルズ担当社長 Denise Dignam、デラウェア大学研究・奨学金・イノベーション担当暫定副総長 Kelvin Lee氏、デラウェア大学工学部学部長 Levi Thompson氏。(写真:Business Wire)

クリーン水素センターの発表に立ち会う米国連邦上院議員Carper氏(デラウェア州)およびCoons氏(デラウェア州)、下院議員Blunt Rochester氏(デラウェア州)、Chemours(ケマーズ)、デラウェア大学。写真(左から右へ):デラウェア大学学長 Laura Carlson氏、米国エネルギー省国立再生可能エネルギー研究所(NREL)パートナーシップ開発担当エグゼクティブマネージャー Ron Schoon氏、米国下院議員 Lisa Blunt Rochester氏、米国上院議員 Tom Carper氏、米国上院議員 Chris Coons氏、クリーン水素センター ディレクター Yushan Yan氏、Chemours(ケマーズ)社長兼CEO Mark Newman、Chemours(ケマーズ)アドバンスト パフォーマンス マテリアルズ担当社長 Denise Dignam、デラウェア大学研究・奨学金・イノベーション担当暫定副総長 Kelvin Lee氏、デラウェア大学工学部学部長 Levi Thompson氏。(写真:Business Wire)

「地球は危機に瀕しており、迫りくる気候変動の脅威と戦い、将来に向けて経済を正しいポジションに導きたいと思うならば、私たちはクリーンなエネルギーを生産する環境を整える必要があります」と環境・公共事業委員会の議長であるCarper上院議員は述べています。「米国の産業セクターを強化し、2050年のネットゼロ目標に近づくため、クリーン水素が重要な役割を担います。このパートナーシップに資金援助を提供する手助けができることを誇りに思います。団結すれば、私たちは現在の社会に対する最も強大な脅威と戦い、同時に経済成長を促すことができるのです」

「今日発表されたクリーン水素センターは、産業界、学術界、連邦政府が連携してデラウェア州がクリーンエネルギーイノベーションを世界的にリードする共同事業の一例にすぎません」とCoons上院議員は述べています。「上院歳出委員会のメンバーとして、我が国の製造業や輸送業から生じる排出量を削減し、気候変動に対応するクリーンな水素技術に関する重要な研究をサポートするために、今回の資金援助を行えることを嬉しく思いました。ここデラウェアの地に製造業の雇用機会を創出してくれたデラウェア大学とChemours(ケマーズ)のリーダーシップに感謝します。Carper上院議員やBlunt Rochester下院議員とともに、こうしたパートナーシップを育むための連邦政府補助金を得るべく戦い続けます」

「水素などの燃料源を利用してクリーンエネルギーの未来を確かなものにすることで、労働力を強化し、より堅牢かつ柔軟な経済とより明るいより良い未来の公衆衛生をつくることができます」とBlunt Rochester下院議員は述べています。「デラウェア大学、Chemours(ケマーズ)、NRELの素晴らしいパートナーシップであるクリーン水素センターは、クリーンエネルギーの未来をつくるために必要な研究、開発、イノベーションのハブとなるでしょう。エネルギーと電力に関する小委員会のメンバーとして、また超党派で構成された働き方の未来党員集会の発起人および共同議長として、未来の労働力を用意して高収入の雇用を創出しなければ、確かな未来をつくることはできないと分かっています。クリーン水素センターは私たちがその両方を実行するための助けとなるでしょう。Carper上院議員やCoons上院議員を含むすべてのパートナーと一緒に、クリーン水素センターを支援することで、すべての人のためにより安全でよりクリーンな未来を実現できることを光栄に思います」

CHPでは、革新的な材料の発見、スタック設計、製造工程の改良を通して、コスト削減とグリーン水素や燃料電池の利用促進に特化した研究を行います。こうした研究結果は、デラウェア大学に開設された大規模な新規コンポーネント試験を実際の環境で実施できる初の研究施設であるクリーン水素センターで試験されます。このセンターの大規模な試験を実施する能力によって、10年以内にクリーン水素コストを80%削減し、1キログラム当たり1ドルにすることを目指す、エネルギー省の水素ショットという取り組みを実現するために不可欠な新しい材料の採用を促します。

「クリーン水素は、我が国が経済の脱炭素化、クリーンエネルギー雇用の創出、国防の強化を行いつつ、エネルギー需要を満たす上で重要な役割を果たすでしょう。Chemours(ケマーズ)のNafion™(ナフィオン™)膜技術は水素電力の生産と利用に不可欠であり、私たちはデラウェア大学にクリーン水素センターを設立するパートナーシップに参加できることを光栄に思います」とChemours(ケマーズ)の社長兼CEO、Mark Newmanは述べています。「このセンターはこうした技術を前進させるために必要な研究開発を促進し、デラウェア大学は水素経済における世界クラスの知識の中心的存在となるでしょう。Chemours(ケマーズ)を代表して、全パートナーとデラウェア州議会代表団に対してクリーンエネルギーの未来を実現するために協力してくださったことへの感謝の気持ちを述べます」

また、化学工学プログラムを主導するデラウェア大学の学生や博士研究員らには大規模なスタックアセンブリを経験する機会があるため、クリーンエネルギーに関わる次世代の労働力を構築することができます。学生たちはスタックとコンポーネントのアセンブリの経験を積み、機器を安全に操作するために必要な電気工学、機械工学、化学工学のスキルを培います。こうした経験と研究によって、燃料電池や電解装置スタックの製造関連のプロセス改善につながることが期待できます。

「今回の新しいクリーン水素センターの開設を通して、デラウェア大学の主要な研究員らは同業界の研究員や政府と協力して突破口となるイノベーションを開発したり、未来に向かって躍進する人材や労働力を育てたりできるでしょう」とデラウェア大学総長のDennis Assanisは述べています。「デラウェア大学の教員や学生は、クリーン水素や関連する技術のコスト削減によってエネルギー大転換を促進する新たな方法を発見するはずです。このセンターは、地球に好影響を与える触媒として、クリーンエネルギー研究における画期的な存在となるでしょう」

米国や世界中の国々がクリーンエネルギー大転換を加速させる際に、水素は大きな役割を果たします。軍用基地への電力供給やエネルギー貯蔵のほか、クリーンかつ排出量ゼロの電力を自動車や大型トラック、産業界に届けます。水素電力によって、気候や環境により優しい方法で世界中のニーズを満たす手助けができます。Nafion™(ナフィオン™)膜と分散液の発明者として、Chemours(ケマーズ)の化学は中心的な役割を果たします。クリーン水素センターが促進する研究開発が水素技術を前進させるために必要なソリューションをもたらします。

The Chemours Companyについて

The Chemours Company(ケマーズ)(ニューヨーク証券取引所:CC)は、チタニウム テクノロジー、サーマル & スペシャライズド ソリューションズ、アドバンスト パフォーマンス マテリアルズのグローバルリーダーであり、幅広い業界の顧客に、市場を特徴づける製品、用途の専門知識、化学を基盤としたイノベーションを有するソリューションを提供しています。コーティング、プラスチック、冷凍冷蔵機器、空調、輸送、半導体・家電、一般産業、石油・ガスなどの市場向けに、幅広い工業用・特殊化学製品によるカスタマイズされたソリューションを提供しています。主な製品には、Ti-Pure™(タイピュア™)、Opteon™(オプテオン™)、Freon™(フレオン™)、Teflon™(テフロン™)、Viton™(バイトン™)、Nafion™(ナフィオン™)、Krytox™(クライトックス™)などの有名ブランドがあります。約6,400人の従業員と29の製造拠点を有し、約120カ国で約3,200社の顧客にサービスを提供しています。Chemours(ケマーズ)の本社は米国デラウェア州ウィルミントンにあり、ニューヨーク証券取引所(NYSE)に「CC」のシンボルで上場しています。

詳細については、chemours.comをご覧いただくか、Twitterの@Chemours、またはLinkedInをフォローしてください。

将来の見通しに関する記述

本プレスリリースには、1933年米国証券法第27条Aおよび1934年米国証券取引所法第21条Eに規定される意味での、リスクおよび不確実性を伴う将来の見通しに関する記述が含まれています。将来の見通しに関する記述は、一定の仮定に基づく将来の出来事に関する現在の予測を提供するもので、過去または現在の事実に直接関連しない記述を含みます。特に「信じている」、「期待している」、「予定している」、「予想している」、「計画している」、「推定している」、「目標としている」、「企画している」などの表現は、一般に「将来の見通しに関する記述」であり、そのような記述がなされた時点でのものです。これらの将来の見通しに関する記述には、係争中または将来の環境負債の結果または解決、規制当局による調査・審理・手続きの開始・結果・解決、訴訟の開始・結果・和解、当社製品の需要または採用に影響を与える米国またはその他の地域における環境規制の変更、当社の各セグメントおよび当社全体の将来の営業成績および財務成績の予測、事業計画、見通し、目標、ゴールおよびコミットメント、設備投資・計画および目標資本支出、配当または自社株買いの計画、知的財産権保護の十分性または持続性、コスト削減または節約の目標、収益性と成長を伸ばす計画、当社の買収能力、買収した事業や資産を当社の事業に統合する能力、予想される相乗効果またはコスト削減を達成する能力などが含まれます。これらはすべて、重大なリスクと不確実性を内包するものであり、実際の業績はこれらの記述によって明示的または黙示的に示されるものとは大きく異なる可能性があります。将来の見通しに関する記述は、一定の仮定と将来の事象に対する期待に基づくものであり、正確でない可能性や実現しない可能性があります。これらの記述は、将来の業績を保証するものではありません。また、将来の見通しに関する記述には、Chemours(ケマーズ)が制御できないリスクや不確実性が含まれています。さらに、現在流行しているCOVID-19のパンデミックは、国内および世界の経済、商品・金融市場に大きな影響を与えています。これは、当社の業績にもマイナスの影響を与えており、今後も影響を与えると考えています。パンデミックの全容と影響はまだ確定していませんが、現在までのところ、金融・商品市場の大幅な変動と経済活動の深刻な混乱が見られます。官民一体となった対応の結果、渡航制限、一時的な営業停止、検疫、株式市場の変動、消費・商業活動の中断などが世界各地で発生しました。当社がコントロールできない事項が当社の事業および業務に影響を与えており、当社が顧客に商品やサービスを提供する能力を妨げたり、サプライチェーンを混乱させたり、ビジネスパートナーに悪影響を及ぼしたり、当社製品に対する需要を大幅に減少させたり、従業員の健康や福祉に悪影響を与えたり、その他予測不可能な事象を引き起こし、継続させる可能性があります。さらに、現時点でChemours(ケマーズ)が特定できない、あるいは事業に重大な影響を与えるとは現時点では考えられない、その他のリスクや不確実性が存在する可能性があります。こうした相違をもたらし得る、またはそれに寄与し得る要因には、2022年6月30日期のForm 10-Q四半期報告書、2021年12月31日期のForm 10-K年次報告書など、米国証券取引委員会に提出された書類に記載されているリスク、不確実性、その他の要因が含まれます。Chemours(ケマーズ)は、法律で義務付けられている場合を除き、いかなる理由であれ、将来の見通しに関する記述を修正または更新する義務を負いません。

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出典:The Chemours Company