Chemours（ケマーズ）、経営措置とForm 10-Kの提出遅延を発表。2023年度の未監査の年度末暫定決算報告を提供

デラウェア州ウィルミントン --（BUSINESS WIRE）-- 2024年2月28日付プレスリリースの第11段落、第1文および第2文を次のように修正します：2023年12月31日現在、当社は12億ドルの現金及び現金同等物を維持しています。また、6億400万ドルの制限付き現金及び制限付き現金同等物を保有していますが、これは主に米国の公共用水施設との和解に関連するものです。

更新されたリリースは、以下のとおりです。

Chemours（ケマーズ）、経営措置とForm 10-Kの提出遅延を発表。2023年度の未監査の年度末暫定決算報告を提供

The Chemours Company（「Chemours（ケマーズ）」または「当社」）（NYSE：CC）の取締役会は、Denise Dignamを暫定最高経営責任者（CEO）に、Matt Abbottを暫定最高財務責任者（主席財務・会計責任者）に任命しました。

Dignamは2015年にChemours（ケマーズ）に入社し、2023年3月からチタニウム テクノロジー事業担当プレジデントを務め、2021年から2023年まではアドバンスト パフォーマンス マテリアルズ事業担当プレジデントを務めました。それ以前の2019年から2021年まではフロロプロダクツのグローバルオペレーション担当バイスプレジデントを務め、2016年から2019年まではフロロポリマー担当グローバルシニアビジネスディレクターを、2015年から2016年までは北米で各種技術および産業用樹脂担当ビジネスディレクターを務めました。それ以前はE.I. du Pont de Nemours and Company（「EID」）に勤務し、2013年から2014年まではフロロプロダクツのグローバルサプライチェーン担当ディレクター、2009年から2013年までは硫黄製品のグローバルビジネスマネージャー、2007年から2009年まではクリーン技術のグローバルセールスマネージャーを務めるなど、さまざまな役職を歴任しました。Dignamは、1988年に設計エンジニアとしてEIDに入社しました。

Abbottは、2023年6月よりシニアバイスプレジデント兼最高事業変革責任者を務めており、事業設備投資計画、工学技術、情報技術、サイバーセキュリティ、デジタルおよびデータ分析、調達を担当してきました。それ以前の2021年から2023年まではChemours（ケマーズ）のデジタルおよびデータ分析担当バイスプレジデントを務め、デジタル戦略の策定で中心的な役割を担い、データ主導型組織になるためのChemours（ケマーズ）の取り組みを加速させました。また、2019年から2021年まではChemours（ケマーズ）のバイスプレジデント、最高会計責任者兼管理部長、2017年から2019年まではChemours（ケマーズ）のバイスプレジデント兼最高監査役員を務めました。Chemours（ケマーズ）に入社する前は、PricewaterhouseCoopers LLP（「PwC」）でパートナーを5年間務め、合計20年近くにわたり工業製品やハイテクを扱うPwCの顧客にサービスを提供してきました。

取締役会長のDawn Farrellは次のように述べています。「幸運にも、当社には昇格してこれらの役割を果たせる経験豊富で非常に有能なリーダーが2人います。Deniseは、チタニウム テクノロジーとアドバンスト パフォーマンス マテリアルズの両事業を率いて達成した業績が取締役会から高く評価されています。両事業の純売上高は、合計すると2023年度の純売上高の68%以上を占めています」

Farrell会長は次のように続けています。「Matt Abbottは、Chemours（ケマーズ）に入社以来、業務、会計、内部監査の分野で上級役員としての役割を担ってきました。取締役会は、Abbottが有する当社に関する幅広い知識に信頼を寄せています。また、PwCの監査パートナーとしての前職から、Abbottが適任であると確信しています」

これらの経営措置は、社長兼CEOのMark Newman、シニアバイスプレジデント兼最高財務責任者のJonathan Lock、バイスプレジデント、管理部長兼主席会計責任者のCamela Wiselを休職とするChemours（ケマーズ）の取締役会の決定に続くものです。

Newman、Lock、Wiselの休職は、独立した外部弁護士の支援を受けて取締役会の監査委員会が監督する内部レビューが完了するまでの措置となります。この内部レビューは、Chemours（ケマーズ）倫理ホットラインに寄せられた報告、運転資本の管理に関するChemours（ケマーズ）の慣行（Chemours（ケマーズ）のインセンティブ制度内の指標に対する関連する影響を含みます）、米国証券取引委員会に提出された書類、または公表されたその他の書類や関連する開示書類に含まれる特定の非GAAP指標などを審査対象としています。これを受けて、当社は、統制環境に関連する効果的な統制の整備について、2023年12月31日現在の財務報告に係る内部統制における1つ以上の重大な潜在的脆弱性を評価しています。これには、一部の上級経営陣によって設定された「トップの姿勢」の有効性と、COSO内部統制フレームワークの構成要素のうち情報およびコミュニケーション要素の評価が含まれています。監査委員会は、独立した外部弁護士と協力してレビューを迅速に完了させるべく取り組んでおり、当社は、2023年12月31日時点での重大な脆弱性とこれに関連する改善の取り組みについて、Form 10-K年次報告書で報告する予定です。

2023年度第4四半期の決算とForm 10-Kの更新

先だって、当社は、2023年度第4四半期と2023年度通期の決算報告書を2024年2月28日の市場終了後に発表し、2023年12月31日期のForm 10-K年次報告書を2024年2月29日に提出する予定であると発表しました。しかし、当社が2023年12月31日現在の財務報告に係る内部統制のレビューを含む年度末決算報告プロセスを完了し、取締役会の監査委員会が上記の内部レビューを完了するために、さらに時間が必要となりました。そのため、当社は、2023年度第4四半期および通期の決算報告書の公開とこれに関連する電話会議の日程、および2023年12月31日期のForm 10-K年次報告書の提出日程を延期いたします。この遅延に関連して、当社は米国証券取引委員会にForm 12b-25を提出します。当社は、Form 10-K年次報告書の提出日が確定次第、第4四半期の電話会議の日時を発表する新たなプレスリリースを発行します。

2023年度の未監査の暫定的な年度末決算報告

2023年12月31日現在の2023年12月31日期の通期業績とその他の財務指標に関する未監査の暫定的な推定値の一部を以下に記載します。また、すでに発表している2022年12月31日現在の2022年12月31日期の通期業績とその他の財務指標についても、比較を目的として以下に記載します。

純売上高については、2022年度（2022年12月31日期）が68億ドルであったのに対し、2023年度（2023年12月31日期）は約60億ドルとなる見込みです。見込まれる減少は、主にチタニウム テクノロジーとアドバンスト パフォーマンス マテリアルズのアドバンスト パフォーマンス ポートフォリオの販売量が減少したことによるもので、一部はサーマル & スペシャライズド ソリューションズの価格設定の上昇と販売量の増加によって相殺されました。当社は、2023年度（2023年12月31日期）のChemours（ケマーズ）に帰属する純損失は△2億2,500万ドルから△2億3,500万ドルの範囲になると見込んでいます。これに対し、2022年度（2022年12月31日期）は、Chemours（ケマーズ）に帰属する純利益が5億7,800万ドルでした。2023年度（2023年12月31日期）の推定純損失には、7億4,600万ドルの税引前訴訟和解金と1億5,300万ドルの再編、資産関連及びその他の費用が含まれ、2023年のグリコール酸事業の売却に伴う税引前純利益の1億600万ドルが相殺されました。

2023年12月31日現在、当社は12億ドルの現金及び現金同等物を維持しています。また、6億400万ドルの制限付き現金及び制限付き現金同等物を保有していますが、これは主に米国の公共用水施設との和解に関連するものです。2022年12月31日現在の現金及び現金同等物は11億ドルでした（DuPont de Nemours, Inc.、Corteva, Inc.およびEIDP, Inc.との2021年の覚書に基づいて設立されたエスクロー口座に関連する制限付き現金及び制限付き現金同等物の2億200万ドルを除きます）。未払いの信用状を差し引いたリボルビング型信用供与枠は、2022年12月31日現在の8億ドルに対し、2023年12月31日現在では9億ドルを維持しています。

2023年12月31日現在の2023年度（2023年12月31日期）のすべての財務成績は暫定的なものであり、当社が合理的であると考える推定に基づいており、独立した当社の登録公認会計事務所による監査を受けていません。また、年度末決算報告プロセスの完了後に変更される可能性があり、当社がForm 10-K年次報告書で監査済み財務諸表を提出するまで最終決定されません。そのため、この暫定的なデータに過度に依拠することは推奨されません。

The Chemours Company（ケマーズ）について

The Chemours Company（ケマーズ）（NYSE：CC）は、チタニウム テクノロジー、サーマル & スペシャライズド ソリューションズ、アドバンスト パフォーマンス マテリアルズのグローバルリーダーとして、市場を定義する製品、用途の専門知識、化学に基づくイノベーションにより、幅広い産業分野で顧客にソリューションを提供しています。コーティング、プラスチック、冷凍冷蔵機器、空調、輸送、半導体、家電、一般産業、石油、ガスなどの市場向けに、幅広い工業用製品や特殊化学製品によるカスタマイズされたソリューションを提供しています。主な製品は、Ti-Pure™（タイピュア™）、Opteon™（オプテオン™）、Freon™（フレオン™）、Teflon™（テフロン™）、Viton™（バイトン™）、Nafion™（ナフィオン™）、Krytox™（クライトックス™）などのすでに市場で認知されたブランド名で販売されています。約6,200人の従業員と28の製造拠点を有し、約110カ国で約2,700社の顧客にサービスを提供しています。Chemours（ケマーズ）の本社は米国デラウェア州ウィルミントンにあり、ニューヨーク証券取引所（NYSE）に「CC」のシンボルで上場しています。詳細については、chemours.comをご覧いただくか、X（旧Twitter）の@Chemours、またはLinkedInをフォローしてください。

将来の見通しに関する記述

本プレスリリースには、1933年米国証券法第27条Aおよび1934年米国証券取引所法第21条Eに規定される意味での、リスクおよび不確実性を伴う将来の見通しに関する記述が含まれています。将来の見通しに関する記述は、一定の仮定に基づく将来の出来事に関する現在の予測を提供するもので、過去または現在の事実に直接関連しない記述を含みます。特に「信じている」、「期待している」、「予定している」、「予想している」、「計画している」、「推定している」、「目標としている」、「企画している」などの表現は、一般に「将来の見通しに関する記述」であり、そのような記述がなされた時点でのものです。すべての将来の見通しに関する記述はリスクと不確実性を内包しています。これらのリスクには、監査委員会のレビューの時期と完了、およびその結果、2023年度第4四半期の当社の予想業績に対する変更、当社の2023年度の決算報告の時期と完了、当社の財務報告に係る内部統制の評価と義務付けられている報告書の米国証券取引委員会への提出の完了、財務報告に係る内部統制の重大な脆弱性の改善、本発表による当社の普通株式の価格に対する影響、投資家、従業員、サプライヤー、金融機関、その他関係者と当社との関係などが含まれます。その他のリスクおよび不確実性には、係争中または将来の環境賠償責任の結果または解決、規制当局による調査・審理・手続きの開始・結果・解決、訴訟の開始・結果・和解、当社製品の需要または採用に影響を与える米国またはその他の地域における環境規制の変更、当社の各セグメントおよび当社全体の将来の営業成績および財務成績の予測、事業計画、見通し、目標、ゴールおよびコミットメント、設備投資・計画および目標資本支出、配当または自社株買いの計画、知的財産権保護の十分性または有効期間、コスト削減または節約の目標、収益性と成長を伸ばす計画、当社の買収能力、買収した事業や資産を当社の事業に統合する能力、予想される相乗効果またはコスト削減を達成する能力などが含まれます。これらはすべて、重大なリスクと不確実性を内包するものであり、実際の業績はこれらの記述によって明示的または黙示的に示されるものとは大きく異なる可能性があります。将来の見通しに関する記述は、本質的に不確かな将来の事象に関する経営陣の想定に基づくモデルに依拠した通期目標など、一定の仮定と将来の事象に対する期待に基づくものであり、正確でない可能性や実現しない可能性があります。これらの記述は、将来の業績を保証するものではありません。また、将来の見通しに関する記述には、Chemours（ケマーズ）がコントロールできないリスクや不確実性が含まれています。一般的な経済状況、地政学的状況、世界的な健康に関する事象など、当社がコントロールできない事項が当社の事業および業務に影響を与えている、または与える可能性があり、当社が顧客に商品やサービスを提供することを妨げたり、ストライキや労使紛争などの事象によってサプライチェーンを混乱させたり、ビジネスパートナーに悪影響を及ぼしたり、当社製品に対する需要を大幅に減少させたり、従業員の健康や福祉に悪影響を与えたり、その他予測不可能な事象を引き起こし、継続させたりする可能性があります。さらに、現時点でChemours（ケマーズ）が特定できない、あるいは事業に重大な影響を与えるとは現時点では考えられない、その他のリスクや不確実性が存在する可能性があります。こうした相違をもたらし得る、またはそれに寄与し得る要因には、2022年12月31日期のForm 10-K年次報告書、2023年9月30日期のForm 10-Q四半期報告書など、米国証券取引委員会に提出された書類に記載されているリスク、不確実性、その他の要因が含まれます。Chemours（ケマーズ）は、法律で義務付けられている場合を除き、いかなる理由であれ、将来の見通しに関する記述を修正または更新する義務を負いません。