デラウェア州ウィルミントン --(BUSINESS WIRE)-- 先日公表したとおり、The Chemours Company(「Chemours(ケマーズ)」または「当社」)(NYSE:CC)の取締役会の監査委員会は、独立した外部弁護士の協力を得て、内部レビューを監督してきました。この内部レビューは、以下に記載する事項に関してChemours(ケマーズ)倫理ホットラインに寄せられた匿名の報告に関するものです。2024年3月5日に、内部レビューの所見に関するほぼ完全な報告書が取締役会の全構成員に提出されました。
Dawn Farrell会長は次のように述べています。「Chemours(ケマーズ)の取締役会はこれらの問題を非常に深刻に受け止めており、監査委員会が顧問弁護士や会社経営陣の支援のもと、これらの問題の審査に熱心に取り組んでくれたことを高く評価しています。また、暫定CEO、CFO、上級経営陣のリーダーシップと努力に感謝するとともに、大切なお客様にサービスを提供する事業部門の全従業員の日々の努力にも感謝しています」
監査委員会のレビューでは、当社の取締役会には透明性が欠如していたと判断されました。これは、以下に詳細を記載する買掛金と売掛金の支払いおよび受領時期と、それが該当する期末のフリーキャッシュフロー目標に影響をもたらしたことによるものであり、関与していた上級経営陣は先週休職となっています。その結果、監査委員会は、以下に記載する行為について、先週休職となった上級経営陣は、最高経営責任者、最高財務責任者、およびコントローラーに適用される「完全、公正、正確、タイムリーかつ分かりやすい開示の推進」に関連する当社の倫理規範に違反したと結論付けました。
2024年2月29日付の当社のプレスリリースで開示された2023年12月31日現在の2023年度(2023年12月31日期)の業績およびその他の財務指標に関する暫定的な未監査の推定値は、この内部レビューの結果による影響を受けません。
独立した外部弁護士の支援を受けて実施されたレビューに基づいた監査委員会の判断には、先週休職となった上級経営陣が、2023年度第4四半期に、当初2023年度第4四半期に支払われる予定だった特定のベンダーへの支払いを2024年度第1四半期まで延期する行為、および当初2024年度第1四半期まで受領する予定ではなかった売掛金の回収を2023年度第4四半期に前倒しする行為に関与していたことなどが含まれていました。これらの個人は、執行役員に適用されるインセンティブ報酬を決定する重要な指標の一部でもある当社が公表したフリーキャッシュフロー目標を達成するためなどの理由で上記の行為に関与したと監査委員会は判断しました。上記のとおり、これらの行為に関して休職となった上級経営陣によって、当社の取締役会には透明性が欠如していました。
すでに開示しているとおり、2023年12月31日現在、当社の現金及び現金同等物と制限付き現金及び制限付き現金同等物は合計で約18億ドルであり、このうち12億ドルが制限のない現金及び現金同等物です。上記の運転資本の時期に関する行為には、2023年12月31日期第4四半期のフリーキャッシュフローを含むキャッシュフロー指標を大幅に増加させる効果があり、2024年度第1四半期にはこれらの指標が減少すると予想されます。監査委員会と当社の経営陣は、この行為がキャッシュフロー指標に及ぼす最終的な影響の評価に引き続き取り組んでいます。また、監査委員会のレビューでは、規模は小さいものの2022年度第4四半期にも同様の措置が取られ、その結果、2022年12月31日期第4四半期のキャッシュフロー指標が大幅に増加し、2023年度第1四半期にはこれらの指標が減少したと判断されました。当社は、2023年12月31日現在の財務報告に係る内部統制のレビューを含む年度末決算報告プロセスを完了し、Form 10-K年次報告書を可能な限り速やかに米国証券取引委員会に提出するよう鋭意取り組んでいます。
上記のとおり、監査委員会のレビューは、Chemours(ケマーズ)倫理ホットラインに寄せられた匿名の報告に関するものですが、この報告は当社の2023年度末の外部監査プロセスに関連して問題が特定されるまで、ゼネラルカウンセルまたは監査委員会に上申されませんでした。この問題は、ホットライン通報の評価と上申に関する統制や手順の不備、およびその通報の受付を担当した特定の従業員の誤った判断が原因であると監査委員会は結論付けました。
上記を受けて、当社は、統制環境に関連する効果的な統制の整備について、2023年12月31日現在の財務報告に係る内部統制における1つ以上の重大な潜在的脆弱性を評価しています。これには、一部の上級経営陣によって設定された「トップの姿勢」の有効性と、Chemours(ケマーズ)倫理ホットラインプログラムに係る統制など、COSO内部統制フレームワークの構成要素のうち情報およびコミュニケーション要素の評価が含まれています。これに伴い、当社は、2023年12月31日時点での重大な脆弱性とこれに関連する改善計画について、Form 10-K年次報告書で報告する予定です。
The Chemours Company(ケマーズ)について
The Chemours Company(ケマーズ)(NYSE:CC)は、チタニウム テクノロジー、サーマル & スペシャライズド ソリューションズ、アドバンスト パフォーマンス マテリアルズのグローバルリーダーとして、市場を定義する製品、用途の専門知識、化学に基づくイノベーションにより、幅広い産業分野で顧客にソリューションを提供しています。コーティング、プラスチック、冷凍冷蔵機器、空調、輸送、半導体、家電、一般産業、石油、ガスなどの市場向けに、幅広い工業用製品や特殊化学製品によるカスタマイズされたソリューションを提供しています。主な製品は、Ti-Pure™(タイピュア™)、Opteon™(オプテオン™)、Freon™(フレオン™)、Teflon™(テフロン™)、Viton™(バイトン™)、Nafion™(ナフィオン™)、Krytox™(クライトックス™)などのすでに市場で認知されたブランド名で販売されています。約6,200人の従業員と28の製造拠点を有し、約110カ国で約2,700社の顧客にサービスを提供しています。Chemours(ケマーズ)の本社は米国デラウェア州ウィルミントンにあり、ニューヨーク証券取引所(NYSE)に「CC」のシンボルで上場しています。
詳細については、chemours.comをご覧いただくか、X(旧Twitter)の@Chemours、またはLinkedInをフォローしてください。
将来の見通しに関する記述
本プレスリリースには、1933年米国証券法第27条Aおよび1934年米国証券取引所法第21条Eに規定される意味での、リスクおよび不確実性を伴う将来の見通しに関する記述が含まれています。将来の見通しに関する記述は、一定の仮定に基づく将来の出来事に関する現在の予測を提供するもので、過去または現在の事実に直接関連しない記述を含みます。特に「信じている」、「期待している」、「予定している」、「予想している」、「計画している」、「推定している」、「目標としている」、「企画している」などの表現は、一般に「将来の見通しに関する記述」であり、そのような記述がなされた時点でのものです。すべての将来の見通しに関する記述はリスクと不確実性を内包しています。これらのリスクには、監査委員会のレビューの結果、当社の2023年度の決算報告の時期と完了、当社の財務報告に係る内部統制の評価と義務付けられている報告書の米国証券取引委員会への提出の完了、財務報告に係る内部統制の重大な脆弱性の改善、監査委員会のレビューに含まれる事項(当社が米国証券取引委員会に提出した書類に記載される関連開示事項を含む)に起因する規制当局による調査、訴訟、または賠償責任、本発表による当社の普通株式の価格に対する影響、投資家、従業員、サプライヤー、金融機関、その他関係者と当社との関係などが含まれます。その他のリスクおよび不確実性には、係争中または将来の環境賠償責任の結果または解決、規制当局による調査・審理・手続きの開始・結果・解決、訴訟の開始・結果・和解、当社製品の需要または採用に影響を与える米国またはその他の地域における環境規制の変更、当社の各セグメントおよび当社全体の将来の営業成績および財務成績の予測、事業計画、見通し、目標、ゴールおよびコミットメント、設備投資・計画および目標資本支出、配当または自社株買いの計画、知的財産権保護の十分性または有効期間、コスト削減または節約の目標、収益性と成長を伸ばす計画、当社の買収能力、買収した事業や資産を当社の事業に統合する能力、予想される相乗効果またはコスト削減を達成する能力などが含まれます。これらはすべて、重大なリスクと不確実性を内包するものであり、実際の業績はこれらの記述によって明示的または黙示的に示されるものとは大きく異なる可能性があります。将来の見通しに関する記述は、本質的に不確かな将来の事象に関する経営陣の想定に基づくモデルに依拠した通期目標など、一定の仮定と将来の事象に対する期待に基づくものであり、正確でない可能性や実現しない可能性があります。これらの記述は、将来の業績を保証するものではありません。また、将来の見通しに関する記述には、Chemours(ケマーズ)がコントロールできないリスクや不確実性が含まれています。一般的な経済状況、地政学的状況、世界的な健康に関する事象など、当社がコントロールできない事項が当社の事業および業務に影響を与えている、または与える可能性があり、当社が顧客に商品やサービスを提供することを妨げたり、ストライキや労使紛争などの事象によってサプライチェーンを混乱させたり、ビジネスパートナーに悪影響を及ぼしたり、当社製品に対する需要を大幅に減少させたり、従業員の健康や福祉に悪影響を与えたり、その他予測不可能な事象を引き起こし、継続させる可能性があります。さらに、現時点でChemours(ケマーズ)が特定できない、あるいは事業に重大な影響を与えるとは現時点では考えられない、その他のリスクや不確実性が存在する可能性があります。こうした相違をもたらし得る、またはそれに寄与し得る要因には、2022年12月31日期のForm 10-K年次報告書、2023年9月30日期のForm 10-Q四半期報告書など、米国証券取引委員会に提出された書類に記載されているリスク、不確実性、その他の要因が含まれます。Chemours(ケマーズ)は、法律で義務付けられている場合を除き、いかなる理由であれ、将来の見通しに関する記述を修正または更新する義務を負いません。
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