言葉が行動になるとき、変化が起こります。

人種差別に反対し、受容性(インクルージョン)と多様性(ダイバーシティ)を推進し、すべての人の安全を目指す企業を構築して世界に貢献するための取り組みについてご紹介します。

この数週間、私たちは耳を傾け、学び、考えました。Chemours(ケマーズ)黒人社員ネットワーク(Chemours Black Employee Network:CBEN)や多様性(ダイバーシティ)の専門家との啓発に満ちた力強いディスカッションを経て、Chemours(ケマーズ)は変化を支持し、多様性をより深く受け入れる必要があると明確に認識しました。ただし、多様性を歓迎するだけでは十分ではありません。

Chemours(ケマーズ)では、いかなる種類の人種差別に対してもゼロトレランス(一切容認しない方針)です。繰り返します。「ゼロトレランス」です。ただし、私たちは本日、その宣言を一歩押し進めて、断固たる姿勢で言葉を行動に移したいと思います。本日、私たちは、人種差別に反対し、受容性(インクルージョン)と多様性(ダイバーシティ)を推進し、すべての人の安全を目指す企業を構築して世界に貢献するために、具体的な取り組みを発表します。その取り組みは、「職場」「科学・技術・工学・数学(STEM)教育」「地域社会への働きかけ(アウトリーチ)」という3つの領域に焦点を合わせたものです。

職場

Chemours(ケマーズ)は何よりもまず、人種、民族、肌の色、信条、または性的指向や性自認にかかわらず、すべての社員をサポートする多様性(ダイバーシティ)と受容性(インクルージョン)を備えた職場を作り、具体化し続けることを重視していきます。この重要な取り組みは時間をかけて進化させていくものですが、速やかに取り入れる変化は以下のとおりです。

  1. 人種差別的な行為や行動を規制するゼロトレランスポリシー(一切容認しない方針)の導入
  2. 身体的、精神的、心理的な安全のあらゆる側面を含む、安全性という価値観の定義の拡大
  3. 偏見の排除、多様性(ダイバーシティ)と受容性(インクルージョン)の促進、全社員の帰属意識に関する社員研修・教育の拡充

各社員リソースグループとの定期的な対話を通じて進捗を評価し、私たちのコミットメントを実現するために必要な率直なフィードバックとサポートを提供してもらいます。

STEM教育

次に、Chemours(ケマーズ)は、歴史ある黒人大学(Historically Black Colleges and Universities:HBCU)でSTEM分野を専攻する学生を支援するために、化学の未来奨学金(Future of Chemistry Scholarship:FOCS)プログラムを米国内のすべての事業拠点に拡大します。また、化学業界の他の企業にもFOCSプログラムへの参加を呼びかけてその範囲を広げ、一層多くの機会を創出していきます。

さらに、米国やChemours(ケマーズ)が事業を展開しているその他の地域において、HBCU以外の学校(専門学校、コミュニティカレッジ、大学の専門プログラムなど)に通う社会的弱者・少数派の学生に奨学金を支給し、業界に優秀な人材を呼び込んでいきます。

地域社会への働きかけ(アウトリーチ)

最後に、科学、技術、工学、数学に対する尽きることのない興味を呼び起こすため、Chemours(ケマーズ)は各拠点と協力して、それぞれの地域社会の地元の小学校を選び、子供たちに対する質の高い科学教育を支援し、行政サービスが十分ではない地域でも、裕福で比較的多様性の少ない近隣地域と同じようにSTEMに触れることができるようにしています。

この特別な時代にあって、企業価値を堅持するという私たちの意欲の重要性はかつてないほど増しています。私たちは、Chemours(ケマーズ)をより良くするための取り組みが、すべての人にとってのより良い世界につながると心から信じています。業界や米国産業界全体の人々もここに加わってくれることを願っています。力を合わせれば、変化を起こすことができます。