米国コネチカット州ストールズ、2021年6月16日/PRNewswire/ -- コネチカット大学工学部は本日、Vergnano Institute for Inclusion(Vergnano包摂研究所)の設立を発表しました。この研究所はコネチカット大学の卒業生2名からの多額の寄付によって設立されたもので、社会的弱者・少数派の学生に奨学金を支給し、コーチングやメンターシップの機会、研修といった重要なキャリア開発リソースを学内で提供することにより、工学分野におけるダイバーシティ(多様性)、エクイティ(公平性)、インクルージョン(包摂性)(Diversity, Equity, and Inclusion:DEI)の向上を推進します。今回の寄贈は、コネチカット大学工学部の歴史におけるDEI関連の出資金として最高額であり、コネチカット大学における単独のDEI関連出資金としても最大級です。
それぞれコネチカット大学の工学部と教養学部の卒業生であるMark VergnanoとBetsy (Reddington) Vergnano夫妻からの300万ドルの寄付により、この研究所の資金調達が始まります。2005年にコネチカット大学のAcademy of Distinguished Engineers(アカデミーオブディスティングイッシュトエンジニア)に選出されたMarkは、チタニウム テクノロジー、サーマル & スペシャライズド ソリューションズ、アドバンスド・パフォーマンス・マテリアルズ、特殊化学品事業の各分野で市場をリードするグローバルな化学企業、Chemours(ケマーズ)のCEOです。
Vergnano Institute for Inclusion(Vergnano包摂研究所)は、同学部が30年にわたって培ってきたダイバーシティ(多様性)、エクイティ(公平性)、インクルージョン(包摂性)を基盤として、同学部の5週間の集中的な宿泊プログラムであるBRIDGEプログラムなど、特徴的な多様性プログラムのいくつかを強化するものです。BRIDGEプログラムは、少数民族や女性を含む社会的弱者・少数派としての背景を持つ工学部の新入生を対象としたプログラムです。
「Betsyと私は、母校を通してダイバーシティ(多様性)、エクイティ(公平性)、インクルージョン(包摂性)の推進に焦点を合わせた、歴史的で影響力のあるプログラムの一部となり、それをさらに発展させることができることを大変光栄に思っています」とMark Vergnanoは述べています。「Vergnano Institute for Inclusionは、扉を開き、業界のパラダイムを変え、工学分野で多様な才能を持つ競争力のある人材となる研究者に重要なサポートを提供します」
「コネチカット大学の歴史の中で非常に重要なときです。多様な学生を増やすためにさらなる投資を行う機会であると同時に、現在の学生に重要なリソースを提供する機会でもあります」と、コネチカット大学の暫定学長であり、UConn HealthのCEOであるAndrew Agwunobi博士は述べています。「工学部の卒業生は毎年、コネチカット州の新しいエンジニアの50%以上を占めています。この新しい研究所によって、その新しいエンジニアらが、米国の産業の変わりつつある側面を真に反映することになるでしょう」
「工学部は、世界レベルの学生を人材として輩出し、最先端の研究を産業界のパートナーに提供することで、州の経済の原動力としての役割を果たしています。それでも、工学分野のより多様な人材は切実に必要とされており、Vergnano夫妻の寄付によって、この州の大企業の数社がイノベーションを起こし、繁栄することになるでしょう」とコネチカット大学工学部の学部長であるKazem Kazerounianは述べています。
Vergnano夫妻は長年にわたり、学生が無理のない費用で大学教育を受けられるようにしようと尽力してきました。また、化学業界におけるダイバーシティ(多様性)とインクルージョン(包摂性)の促進に対するMarkの情熱は、Chemours(ケマーズ)にも受け継がれています。Chemours(ケマーズ)は創業以来、多様性を推進し、より多くの人がSTEM(科学・技術・工学・数学)分野の専門職の道に進めるようにし、社会的弱者・少数派から優秀な人材を発掘するために意欲的な活動を行ってきました。同社は、2017年に「化学の未来奨学金(Future of Chemistry Scholarship:FOCS)」プログラムを立ち上げ、その後、歴史的黒人大学(Historically Black Colleges and Universities:HBCUs)でSTEM教育を受ける学生に奨学金、インターンシップ、メンターシップを提供する業界全体のパートナーシップ「STEMの未来奨学生計画(Future of STEM Scholars Initiative:FOSSI)」のリードパートナーになっており、Markが設立委員長を務めています。
新たにVergnano Instituteのディレクターに就任したKevin McLaughlinは、これまで同Instituteの前身であるEngineering Diversity and Outreach Center(エンジニアリングダイバーシティ&アウトリーチセンター)のディレクターを務めていました。アソシエイトディレクターにはStephany Santosが就任します。
詳細については、inclusion.gren.uconn.eduをご覧ください。
コネチカット大学工学部について
コネチカット大学工学部は、コネチカット州とその周辺地域において、研究と工学教育の中心的存在となっています。ニューイングランド地方でナンバーワンの公立工学部であり、コネチカット州の工業分野の卒業生の51%を輩出しています。差し迫った技術的課題に対応し、製造業の基盤を強化するために、地元および米国内の産業界と協力しています。起業家精神とイノベーションを重視しており、学生や教員は積極的にスタートアップを企画したり、新技術の開発に取り組んだりして、経済の発展を支えています。また、同様に重視しているのが人権、荒廃地、サイバーセキュリティなどの時事問題に関する工学による取り組みで、これは社会が直面する主要な課題に対処するという永続的なコミットメントを示しています。
The Chemours Company(ケマーズ)について
The Chemours Company(「Chemours(ケマーズ)」または「当社」)(NYSE:CC)は、チタニウム テクノロジー、サーマル & スペシャライズド ソリューションズ、アドバンスト パフォーマンス マテリアルズ、特殊化学品事業分野のグローバルリーダーであり、市場を特徴づける製品、用途の専門知識、化学を基盤としたイノベーションを通じて、幅広い業界の顧客企業にソリューションを提供しています。当社は、コーティング剤、プラスチック、冷凍冷蔵機器、エアコン、輸送、半導体、家電製品、一般的な工業製品、鉱業、石油・ガスなどの市場向けに、幅広い工業化学製品、特殊化学製品と、カスタマイズソリューションを提供しています。当社の主力製品には、Ti-Pure™(タイピュア™)、Opteon™(オプテオン™)、Freon™(フレオン™)、Nafion™(ナフィオン™)、Krytox™(クライトックス™)、Teflon™(テフロン™)、Viton™(バイトン™)などがあります。2019年、Chemours(ケマーズ)はニューズウィーク誌の「アメリカの最も責任ある企業」に選出されました。Chemours(ケマーズ)は、およそ6,500人の社員と30の製造拠点を擁し、約120カ国で約3,300社の顧客にサービスを提供しています。Chemours(ケマーズ)の本社は米国デラウェア州ウィルミントンにあり、ニューヨーク証券取引所(NYSE)に「CC」のシンボルで上場しています。
詳細については、chemours.comをご覧いただくか、Twitterの@Chemours、またはLinkedInをフォローしてください。
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Eli Freund
860-463-1857
コネチカット大学工学部(UConn Engineering)
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キャシー・オルゼウスキ(Cassie Olszewski)
Chemours(ケマーズ)メディアリレーションおよび財務コミュニケーションマネージャー
+1 302 219 7140
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出所:The Chemours Company(ケマーズ)、コネチカット大学工学部